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いつも家に居る「ソレ」が、白い場所に置かれてにやけている。
久留米市の石橋美術館で行われている『第六回 縁展』へ足を運んできました。 ひょんなことで知合った、フナケンさんの作品に会いに行くため。 ひょんなことで遊びに行った彼の家で、初めてソレ達に会いました。 子供達との遊ぶ中で生まれた「ソレ」は、このたび「灯-hi」と呼ばれていました。 美術館の白いスペースに、ちょこんと吊られていると、少しかしこまっている感じ。 場所の抽象力に当てられて、彼の世界の純度が上がっている。 表現の手法や動機の焦点なんて、十人十色で当り前なのですが、 フナケンさんが求めている焦点は、とても私小説でジャンルすら存在しない。 だからタブーなんてものもなく、『たまねぎくん』(娘さん作)の絵本がこっそり置いてある。 それは私にもかつてあった世界、夢中でつくっていた遊びの延長線。 つくる仕事をしていると、どうしても「うまくやってやろう」って下心が沸いてくる。 私はいつもそんな迷路でひとり苦しむ。 彼の「灯-hi」は、まだまだ未熟な自分をわらってくれる、はげましてくれる。 会いに行ってよかった。 去り際に、ソレ達へ「あと二日間、灯すんだよ!」と、一声かけて会場を後にしました。 ■第六回 縁展 日時:2012年11月2日(金)~4日(日) 10:00~16:00 場所:久留米市石橋美術館1F http://www.ishibashi-museum.gr.jp/exhibitions/1st_gallery.html 入場料:無料 【コバヤシ】 フナケンさんと話し込んでいたら、ついでにばったりの縁があったり、濃く新たな縁に出会えたり。ナニカにつながる縁展のようです。
by hitonochikara
| 2012-11-02 21:41
| コバヤシの日々
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