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人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
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丸谷博男氏のセミナー
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先月、安恒組さんで行なわれました丸谷博男氏のセミナーに行ってきました。
今年度まで実際に大学で教鞭をとられている講義近代住宅史のお話でした。
また丸谷氏の師である奥村昭雄氏、奥村氏の師である吉村順三氏から
何を引き継いでいくのかについてお話くださいました。


居場所をつくる。居心地のいい場所。
同じ形は二つとない住まい。
たまりや重心のようなものがうまれる。
                    (丸谷博男氏の言葉より)


丸谷氏は建築を学ばれていた頃から温度や風速などの実測を細かく行い、
数値を記録して分析するということをしてこられたそうです。
クレーンで屋根に上がって風速や外気温を測定したり、
室内のあちらこちらで何本もの温度計をぶら下げ気温を測定したり。

「空気は温まると粘性が出ます。水はそれとは逆に流動性が出ます。」

と、見せてくださった吹抜のある住宅の室内温度分布図は、
とても説得力のあるものでした。
粘らずに流れる空気と、住まい手が自然とたまる居場所。
住宅の設計において、どちらも本当に大切なものだと思いました。


吉村氏の軽井沢山荘に続き、
吉村氏の教え子である奥村氏の設計された住宅、そして、
奥村氏に学ばれた丸谷氏の設計された住宅を見せてくださいました。
師の代表作である軽井沢山荘に挑んで設計された二つの山荘でした。
募る思いをぎゅっと込めた手紙のようでした。

【カタオカ】
by hitonochikara | 2011-03-07 18:17 | カタオカの日々 | Comments(0)
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