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先日、九産大で行われた『新しく、そして豊かな建築をめざして』と題した大西麻貴氏の講演を聞いてきました。今年「二重螺旋の家」で、新建築賞(旧吉岡賞)を受賞した29歳の建築家です。どんなことを考えて設計をしているのか、等身大の彼女の言葉で、丁寧に話は続きました。 建築は、ひとりではできない。 それぞれのピースが集まることで最大の力を発揮する構造物。 パートナーの百田有希氏やスタッフ、建築家、職人さんや鉄工所の社長さんと、次々にあがる色々な名前。 機会や出会いを大切にして、ひとへの尊敬と感謝の気持ちを持って設計している姿勢を感じました。新しい何かに挑戦して設計する、という彼女の今後が楽しみです。 11月の人影少ない午後、2009年に大西氏が学生時代に主体となり施工まで行うワークショップでつくりあげた「地層のフォリー」に行ってきました。 登らないでください、と注意書きがあるフォリーの周囲を走りまわる男の子達に、登って遊びたいよねぇ!と言ってしまいそうでした。 たくさんのひとの声や手で作られた建築、たくさんのひとが触れて育っていく建築。 向き合う気持ち1つで、豊かさはどこまでも膨らんでいきます。 【カタオカ】
by hitonochikara
| 2012-11-26 08:11
| カタオカの日々
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