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雑木林で自由に暮らす糸島の猪たち。
どんぐりをたらふく食べて、冬の備えも充分の折。 猟師皆島さんは、相棒である屋久犬たちを連れて猪狩へ出かける。 獲物を求めて山野を走る。 首輪につけた無線越しに、遭遇と格闘を確認。 全速力で現場へ。 傷だらけになりながらも勇猛果敢に追い込む犬たち。 彼らはとどめを差してくれるご主人の一撃を、今か今かと望んでいる。 手負いの猪は覚悟を決めて、牙を「カシャーンカシャーン」と重ね鳴らす。 鉄砲か。 刃物か。 犬達を巻き込まないよう、一撃で沈められるよう…、勝負の一瞬。 八人力の新年会を、油山猟師小屋でおこないました。 「今日は運がいいね。昨日の獲物だよ。」 猟師であり調理師である皆島さんは、さばきながらカラッと笑いました。 命と誠実に向き合う人だからでしょうか。 その仕事は丁寧です。 丹念に仕込みを行い、最小限の調理で味付けされた「しし肉」は、ただただ甘く格別です。 しとめた猪たちや、たおれてしまった犬たちを背負っている人の笑顔は優しい。 壮絶な狩話を聞きながら、夜はふけていきました。 ■油山猟師小屋 住所:福岡市城南区東油山3丁目21-40 営業時間:18:00~22:00 (1日1組の完全予約制) 定休日:不定休 URL:http://nss-k.net/ryoushi/index01.html 皆島さん、ごちそうさまでした。 また食べに行きます。 【コバヤシ】
by hitonochikara
| 2014-02-25 02:25
| ハチニンリキ
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