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それはE社長の一言からはじまりました。
「自分達は若い大工を育てていきたい。部品を組み立てるだけの仕事では大工の面白さは解らない。だから今回は勉強を兼ねて手刻みでやらせてもらえんでしょうか。」 工事見積の減額作業に追われる中、嬉しいサプライズに目を丸くしました。 この十数年、木造建築は工場で機会加工された材を現場で組み上げる工法へと移る傾向にあります。昔ながらの手で加工するやり方は時間と修練が必要なため、敬遠されているのです。ご褒美のような提案に、一同喜んで快諾。その後Yさん家族と加工場へ行き、仕口を刻む様子を見学させていただきました。 【ymg】棟上当日はあいにくの天気でしたが、晴れた後日にピシッと上がっており、ホッとしたような棟梁の横顔が印象的でした。仕口のほとんどは隠れてしまいましたが、凛とした気配を醸し出しています。 【コバヤシ】
by hitonochikara
| 2015-06-17 06:17
| オシゴト
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