人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
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カテゴリ:コバヤシの日々( 79 )
はなまるえがお ドイツへ

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ドイツ菓子職人の資格取得へと旅立った友人阿部ちゃん。その先には「人が笑顔になる場所づくり」という野望があるようで、そのための取材と記録のウェブサイトを更新していくそうです。

■はなまるえがお
http://hanamalegao.com/entry


28歳での旅立ちは、私が集落実測へ出かけた時とほぼ同じタイミングでなんだか他人ごとではありませんでした。
あのとき応援してくれた先輩方のおかげで、バックパッカー初心者の私は実測に専念できました。彼女の背中を押すことで、その感謝を少しだけお返しできたでしょうか。


阿部ちゃん、強くなって帰っておいで。ウェブサイトは定期的に更新するんだよ。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-03-28 03:28 | コバヤシの日々 | Comments(0)
すっぱいもの好き

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実はコバヤシ、すっぱいものに目がありません。普通の人ならすっぱさのあまり四白眼になるくらいのものが好物だったりします。


この日は【tir】の撮影予定が天候不良で延期なったはずだったのですが…「いいから飲もうよ!」と言われるがままにお邪魔してしまいました。
写真はお気に入りの柚子酒に、蜜柑農家のG様より頂いた青い蜜柑をぎゅっと絞っているところ。この飲み方がすっぱいもの好きにたまらない美味さ!
案の定、飲みすぎて二日酔いになりました。


【コバヤシ】
T様、大変遅くなってしまいした。美味しいお食事をありがとうございました。
春に改めて撮影をお願いいたします。
G様、こんな感じで美味しくいただいております。ありがとうございました。


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by hitonochikara | 2018-02-28 02:28 | コバヤシの日々 | Comments(0)
復活報告

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インフルエンザB型にかかったヒトチカでしたが、復調して仕事に精進しております。


Bはかなり流行っているみたいで、ふだん風邪をひきそうにない面々からかかったお話を伺っています。
【isd】のI様からも雪ダルマ(厳選された石と枝!)の写真と、Bになったという季節のお便りをいただきました。

この冬は雪も多いですね。皆さま、息災にお過ごしください。



【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-02-14 02:14 | コバヤシの日々 | Comments(0)
上杉満代の舞踏

偶然。
打合先で舞踏のちらしを手に取った。

偶然。
その日の夕方は空いていて、ダメもとで観覧したいとお願いに上がった。
やはり満席だったが、リハーサル中だった舞踏家は「観たいの?」と訊ねた。
優しい表情に潜む迫力。
気圧されながらも「はい!」とお願いした。

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その晩はじめて、上杉満代の舞を体験した。
立ち見という条件だったのに、椅子を用意してくださって。
ありがたく目の前で、彼女の骨と肉が動くさまを凝視した。

1㎜を、大切に動く。
比べても仕方ないが、私の日常は緩慢だった。

刹那。
銀の遺灰を足が払う。美しく灰が散った。
「動かない」からの「早い動き」は閃光で。
型ともとれるその動作は、それまでと異なり、抜刀のようだった。

躍って生きるとはどういうことなのだろう。
彼女は古いドレスで、滅ぶように舞っていた。



【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-05-03 17:03 | コバヤシの日々 | Comments(0)
Life is Fruity
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写真は、平日のミニシネマにできた行列。

その大半は私の父母くらいの年ごろで、やはりこの映画には彼らを引付ける魅力があるのだろう。

その映画は『人生フルーツ』。

建築家の津端修一(90)と妻英子さん(87)の生活ドキュメントで、庭で70種類の野菜と50種類の果実をつくる四季を追っている。一見すると田舎の老夫婦にありがちな農耕生活のようだが、彼らはより計画的(建築家らしく)で、野菜や訪問者と誠実に対話をしていた。

さながらそれは理想的な余生のよう。けれども、私には津端さんがまだ建築家として闘っているように見えてしまう。なぜなら、経済合理主義の団地の片隅で「各住宅が緑のストックを担えば、里山と同じ環境が再構築できる」という持論の実践が、この自邸を囲む庭と雑木を育んでいるからだ。


だが、やはりというか周辺の住宅に同様の環境はあまり見られない。それが彼の戦況であって、自らが楽しみながら暮らすことで、その環境と生きる素晴らしさを訴えているようだった。


津端さんの闘いはまだ終わっていない。この映画や彼の著書を読んだ人達がそのバトンを受け継ぐ以上、闘いはつづいてる。



【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-03-15 03:15 | コバヤシの日々 | Comments(0)
トルコより
2002年、コバヤシは集落を実測するためにユーラシア横断の旅をしていました。

その途中、トルコのマルディンという古い街を訪れ、斜面に展開する石造の住宅群を調べていると、一人の女子高生に話しかけられました。
好奇心旺盛な彼女は私を自宅へ招待してくださり、実測させてくれて、かつ兄弟みんなで晩御飯をご馳走になりました。ラマダン中だったからその美味しさはひとしおです。両親は出稼ぎで寂しかったと思われますが、兄弟で力を合わせて暮らしている暖かい家族でした。

先日、インスタグラムにメッセージが入り「あなたはマルディンに来たことがあるんじゃない?」と。
話してみると、あの時の兄弟!しかも高校生の彼女マリアだと思って話していたら、当時8歳だった女の子エミネでした。なんでも私の名前と職業を覚えていてくれて、検索して探しだしてくれたらしい。

あれから14年、かなり遅くなりましたが当時の写真を贈り、兄弟のその後を聞きました。
彼らはそれぞれ医者や法律家など、立派に成長していて、彼女も来年から教師になるとのこと。突然のそれは、とても嬉しい再会でした。

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エミネ、私を見つけ出してくれてありがとう。
マリア、あの時私を招待してくれてありがとう。


【コバヤシ】
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by hitonochikara | 2016-03-11 23:23 | コバヤシの日々 | Comments(0)
ともすれば 同じく考えている人と目が合う
あの日、お話を直接聞けるのはこれが最初で最後かもしれない。と、私は万全の状態でレクチャーへ挑みました。

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はじめに福山先生の気合の入ったスライドショーと心を締め付けられる演出で、その感動はあの会場の誰よりも葉さん本人にあっただろうと思われ。心を打たれての登壇は、数秒、数秒、言葉をつまらせつつゆっくりと語りはじめたのでした。

「無数にある解答の中に、見たことのある解答と見たことのない解答がある。僕は後者を目指した。」

考え続けた人の言葉はシンプルですが息をするように入ってきます。
そのまま一気に終盤まで語りつづけ、疲れたからと質疑をはさんだものの、応答しているうちにまた思考が加速していく…その様は圧巻の一言でした。この流れで講義の時間が過ぎてしまうものの話が止まらない葉さん、そわそわしだす学生(次の授業がある)、食い入るように聞き続ける一般参加者達(もっと聞きたい)。司会者のうながしにやっと気づいて締めようとしたら、聴衆より更なる問答がはじまる。てんやわんやの展開で、その全てが葉さんらしく、これが葉祥栄の人生なんだと感じました。
予定調和のまったくないレクチャーで、今までたくさん聴講してきましたが屈指の回だったと思います。

僭越ながら質問の機会をいただき「葉さんの目には何が映っていたのか。どんな本を読み、どんな人に会い、どんな24時間を過ごしてきたのか。」を聞くことができました。

葉さんの答えは「夢(ヴィジョン)を持ち考え続けること、その意識はともすれば同じく考えている人と目が合う。そうやって問題をクリアして行きながら、どれだけ恣意性をサポートできるかだ。」


【コバヤシ】
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by hitonochikara | 2015-11-13 11:13 | コバヤシの日々 | Comments(0)
祝・アンコール上映 『誰も知らない建築のはなし』
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嬉しいことに8/1(土)~8/7(金) の一週間、KBCシネマにて『だれも知らない建築のはなし』のアンコール上映が決定しました。

この映画は、5人の建築家と3人の評論家に対して同じ質問を投げかけ、それぞれが忌憚なく解答してゆく、というシンプルなドキュメンタリーです。まるで討論をしているかのような編集が効いており、テンポ良く1970年から現在に至る建築の変遷を回想しています。

ハダパレでは「近代建築乙女(通称キンオト)」という近代から現代の建築史を学ぶ活動をしているのですが、現在に近づけば近づくほど歴史的な解説は難しく苦心してきました。そういう意味でこの映画は、歴史化されていない現代建築のおおまかな流れが整理されています。当事者の独白と淡々とスライドされる建築を見ていると理解できたような、妙な高揚感があって…難しい内容ではありますが、たくさんのヒントを得ることができました。

面白そう!と興味の沸いた方、見逃しちまった!というマニアの方、アンコール上映へぜひ行ってみてください。

■『誰も知らない建築のはなし』
日時:8/2(日)~8/7(金) ①15:35~ ②21:10~
場所:KBCシネマ


【コバヤシ】
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by hitonochikara | 2015-07-29 07:29 | コバヤシの日々 | Comments(0)
「建築をつくることは 自分と向かい合うこと」
せんだって催された伊東豊雄さんの講演会「明日の建築を考える」は、予想以上に刺激を頂いた内容でした。
伊東さんは3.11の震災以降、それまでの建築家としてのあり方をガラリと変える活動をとりはじめました。トップランナーの突飛ともいえるその動きに、私も「???」となったことを覚えています。

あれから4年が経過したこの講演会では、冒頭に「今日は作品と活動の2つについてお話します。」と述べられ、近作や最新作の解説につづいて、地方に通いながらコツコツつづけているいくつかの活動を話してくれました。

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「成功したからと同じことはせず、失敗を繰り返すことが大切、スタイルを決めて練磨しないやり方は退屈だ。」

「近代主義の限界が来ている、自然と対立する都市でなく、自然にひらく都市をつくろう。新しい技術を駆使してインターナショナルの功罪を乗り越えていこう。」

「私は建築家であると同時に1人の社会人である。1人の人間としての目を失わないよう社会人として建築を考えたい(外側から建築を見る)。」


上述と日記の表題は、質疑応答での言葉です。学生達の真っ直ぐな質問に対して真っ直ぐに応えるその姿は、これまでに何度か足を運んだ伊東さんの講演会で感じることのなかった迫力があり、電撃が走りました。
体調不良を圧しての講演、その気迫がいつも以上に伊東さんの生き方を示してくれたのかもしれません。氏の見ている風景が一瞬見えたような、そんな気がしました。


【コバヤシ】
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by hitonochikara | 2015-07-22 07:33 | コバヤシの日々 | Comments(0)
節目の器
そして先日のこと、その後輩の朗報をお祝いしようと、仲間内で野乃窯さんへ伺いました。焼き物を愛する彼女にふさわしい、生涯を供にできる夫婦茶碗を選んでもらうべく当人も一緒に。
いつもお祝いを贈ってばかりの彼女でしたが、この日は自分のためにゆっくり時間をかけて選んでいます。吟味している時の横顔がいつもより明るくて、嬉しい気持ちで眺めていました。

人生の苦楽は当然ですが、嬉しい瞬間を分かちあえる、辛い気持ちをこぼせる人がいれば、この世界はいくぶん過ごしやすくなります。いつまでもそんな二人で居られますように。
おめでとうの気持ちを込めて節目の器を贈ります。

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【コバヤシ】
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by hitonochikara | 2015-05-21 23:21 | コバヤシの日々 | Comments(0)