人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
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カテゴリ:カタオカの日々( 29 )
田根剛 未来の記憶 Archaeology of the Future
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昨年末までTOTOギャラリー・間東京オペラシティアートギャラリーで同時開催されていた田根剛さんの「未来の記憶 Archaeology of the Future」。IMS 8階 三菱アルティアムに会場を変え展覧会がスタート。先日展覧会初日に行われたトークイベントに行ってきました。

考古学的リサーチ。発掘。掘り起こす。建築を作るにあたって場所の記憶を辿る作業に時間と労力を費やす。言わば音楽家やスポーツマンが本番前にするトレーニングやウォーミングアップのようなものと仰っていて、身体の中にすっと入る考え方。展示第1室目はそのトレーニングを表す空間にしているという話。田根さんの頭の中に入るような感覚になるんだろうか。おもしろそう。
数日後、会場入り口でまずびっくり。これ、東京でもそうだったの?福岡だけ?

たったひとつの行為で解放されて座り込む私。ああ、平日の昼間で正解。貸切だもん。ずっとこの発掘現場見てられる。あ、人が来た。立たなきゃ。残念ーーー。
何のこと?って感じですよね。田根さんとアトリエの皆さんが数日福岡に泊まり込んで作られた今ここにしかないもの。是非、発掘現場にお出かけください。

■田根剛 未来の記憶 Archaeology of the Future
日時:2049年1月19日(土)~3月10日(日)
場所:三菱アルティアム IMS 8階
http://artium.jp/exhibition/2019/18-08-tane/
開館時間、休館日、入場料など詳細は上記アドレスにてご確認ください。


【カタオカ】

by hitonochikara | 2019-01-23 20:13 | カタオカの日々 | Comments(0)
ぼけますから、よろしくお願いします。
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まだお正月気分が抜けていない頃、映画を見に行ってきました。
87歳の母親、認知症。95歳の父親。その一人娘が撮ったドキュメンタリーです。

父親に「(介護は)わしがやる。あんたはあんたの仕事をせい。」と言われた娘はテレビディレクター。広島県呉市の1軒家に住むご両親と離れて40年ほど東京で独り暮らし。2つの世帯の形はそのままで、娘は2週間に1回程度帰省。家事は母親に代わって父親が頑張りつつ、ヘルパーさんに手を借りる暮らし方に変化していきます。
なんで分からないのかが分からないと歯がゆさが募り、死にたいと喚いて父親に叱られる母親の顔。リンゴの皮がむけたり針と糸が使えるようになっていく父親の姿。スクリーンの手前から聞こえる声。互いを尊重しつつ続く家族の形に息をのみました。

両親が認知症になったら私に何ができるんだろう。私が認知症になったら自分で気づくんだろうか。実際のところ、両親も私も認知症になったらどんな気持ちでいるんだろう。また少し認知症のことを分かりたい気持ちが大きくなった年明けでした。
笑って泣いたこのタイトル。こんな風に言い合えるってすごくいい。

■ぼけますから、よろしくお願いします。
■kbcシネマ
上映日と時間は上記アドレスで是非ご確認ください。


【カタオカ】

by hitonochikara | 2019-01-16 08:06 | カタオカの日々 | Comments(0)
デンマークの灯り展

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秋の日は釣瓶落とし、すっかり冷え込むようになりました。
先日は九州産業大学美術館で行われている「デンマークの灯り展」へ行ってきました。
人気の高いPHシリーズを皮切りに、ペンダントライト、フロアスタンド、デスクスタンドの名作が会場照明として展示されています。

中でも興味深かったのはポール・ヘニングセンのランプで、それらは人の目に優しく、グレア(眩しさ)を生じさせないよう研究を重ねており、住宅以外にもチボリ公園の外灯やテニスコート、野菜を育てる温室、さらに医療の現場でも使われていたそうです。
繊細な形状から漏れる優しい灯りは、使う人と場所が変わっても快適さと精度を落とすことはなく、彼の哲学と生きる姿勢が表れているようでした。

日が暮れる頃、こんな灯りに照らされる街って素敵です。

まだ観てないよという方は、10月21日(日)までやっていますので、大学の中の小さな美術館へ是非お越しください。


【カタオカ】

■デンマークの灯り展
日時:10月21日(日)まで 10:00~17:00(入館は16:30まで)
場所:九州産業大学美術館
料金:一般200円 大学生100円 高校生以下及び65歳以上は無料
詳細については、九州産業大学HP をご覧ください。

by hitonochikara | 2018-10-17 08:10 | カタオカの日々 | Comments(0)
日本の建築力を集めて

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先月、森美術館15周年記念展『建築の日本展』を見に行ってきました。
建築家や文化人がどのように日本建築を見つめ、作ってきたのか。写真、模型、書籍、図面、家具を通して、日本の建築を紐解く企画。

チャプターごとに壁へ掲げられた先人達の言葉は強く、会場はまるで1冊の「建築大辞典」のようで、読み進めるように歩を進めました。

大きな文字を読むことで強く意識したり、先見の明を今さら知ってため息が出たり。
時代を超えて愛される名立たる建築たち。注がれた時間と熱量は計り知れず、現状に留まらず挑戦し続けた姿勢や頭脳が形態として出てきているようにも思えました。

夏休みの楽しみにとお考えの皆様。写真撮影可能なスポットは何カ所かありますが、是非鉛筆とメモ用紙を持ってお出かけください。三角スケールを持って行くと100円割引もあるみたいですよ。

■六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』
日時:4月25日(水)~9月17日(月)まで 会期中無休 ※時間はWEBをご確認ください。
場所:東京都六本木ヒルズ森タワー53階


【カタオカ】


by hitonochikara | 2018-07-04 17:44 | カタオカの日々 | Comments(0)
「東京の台所」
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おもしろいですよ、と 居酒屋kouji の大将が奨めてくださった本。
調べてみると、時々見ていた 朝日新聞のコラム「東京の台所」をまとめた1冊で、早速本屋さんに行って購入した。

新しいもの、古いもの、誂えたものから既製品まで、様々な台所について使い手のエピソードとともにまとめられている。
その中で私がいいなぁと思う台所は、使い込まれて何か滲みでているような台所だ。
年季の入った鍋やお気に入りの調味料など良く使われるものが並んでいて、独特のルールに沿って整えられている。何より台所を好きで大事にしている様子が伝わってくるのがいい。その内、そこに立つ姿や生き方まで見えるような気もしてくる。

振り返ると、私もそんな台所で育ってきたように思う。
母の台所は、豪華な備えもなく特にかっこ良いわけでもないけれど毎日使って手入れして、とびきりの一品が生まれてくる場所だ。
私の生きる力は、ここから生まれてきたと思っている。

暑さで料理するのが億劫になってしまうけれど、たくさんの台所をお手本に、始まったばかりの今年の夏を頑張っていこう。


【カタオカ】
I様、暑くなってまいりました。真っ赤な梅干しが美味しくなっている頃でしょうか。第2段「男と女の台所」も出ていてるみたいですね。


by hitonochikara | 2017-07-19 22:30 | カタオカの日々 | Comments(0)
SUPER FOLKSONG
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このアルバムを知ったのは私が大学生だったころ。
矢野顕子という名前とピアノを弾きながら歌う人ということくらいしか知らなかったけれど、友人が教えてくれて、私のお気に入りのCDの一枚になった。
このアルバムが録音された時の様子を記録した映画が年明けに上映されることを知り、昨年から楽しみにしていた。

ピアノが上手く弾けなかったり歌詞を間違えたりすると演奏をやめて、始めから何度も何度も納得するまで繰り返す。時折聞こえる鍵盤を叩く指の音。張りつめていくその場の空気。
あっこちゃん、頑張って。
私は、録音されている様子を今傍で見ているような気持ちで引き込まれていた。
録音し終わった後は、自身の耳で厳しく確認する。眉間に力が入った苦しそうな表情。
ほんの少し前に弾いた、彼女にしか分からない音なのだろう。祈るように音を確かめる彼女を見ていて涙が出てしまった。

どのように録音されたのか、深く知ろうとしないまま20数年聴いてきたけれど、このアルバムが私にとって以前よりもずっと大事な一枚になった。
社会に出る前の卒業設計でもがき迎えた朝も、時折明るくなるまでエスキスする今も、変わらず私を励ましてくれている。


【カタオカ】
by hitonochikara | 2017-02-01 22:44 | カタオカの日々 | Comments(0)
巨峰について
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葡萄の季節がやってきました。
果物好きの私。その中でもイッチバーン!と言って良いほど好きな葡萄。
どちらかというと青い粒のものが好みです。
ロザリオビアンコ、アレキサンドリア、瀬戸ジャイアンツ、シャインマスカットと、今まで頂いたことがある種類はほんの少しですが、薄い皮ごとしゃりっと味わいます。
今では、どんな種類の葡萄も皮を食べるようになりました。

そんな私の前に、
「実は巨峰バカっていうくらい巨峰が好きなんです。」
と、【imr】のI様が颯爽と登場されました。
先月ご提案した道路際の木柵工事が終了したばかり。そのお礼にと、I様が田主丸で葡萄狩りをしてこられたばかりの新鮮な巨峰をくださったのです。

しっかり太い軸の青々としてきれいなこと。
ぱちっと弾力のある粒に鮮度の良さを示す白い粉。一房持つとずっしりです。
口のなかで弾ける瑞々しさに、葡萄好きの私の手は止まりませんでした。

巨峰は田主丸で生まれた品種だそうで、久留米にはたくさんの葡萄園があるそうです。
うきはの方も葡萄の産地ですが、やはり田主丸のぶどう園の魅力に勝るものがこれまでなかったとか。I様から巨峰のお話を伺ったのは初めてで、なんだかそのことも新鮮でした。
I様、ありがとうございました。

少し渋みがあって秋の深まりを感じるような巨峰の皮の味。
この秋、あなたも田主丸の巨峰を食べてみませんか?


【カタオカ】
by hitonochikara | 2016-08-31 08:39 | カタオカの日々 | Comments(0)
直方を歩く
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直方は、父方の祖父母が苗物屋をして、長く暮らしていた街だ。
先日、思いがけず10数年ぶりに訪れた。
高校生の頃まで度々家族で帰省し、もっと小さい3、4歳の一時期に預けられていたこともある。
商店街を歩くと頭のすみっこの方に残っていた直方を思い出し始め、シャッターの降りた店の多さに、懐かしさと切ないような気持ちがこみ上げてきた。

「すずらんは、あっちの商店街にあるよ。」
記憶をたどってきょろきょろしていると、マツダさんという男性に声をかけられた。
10数年ぶりの直方だと伝え、今の直方の様子を聞くと、ここに行ってみたら?あそこはどう?と、聞き覚えのある場所をいくつか教えてくれた。

動物を見に行った多賀神社。楽しみだった玩具店。そして聞き覚えのある商店街の名前。
古町、須崎町、殿町、明治町と、よく行っていたように思う。
この日、マツダさんが最後に案内してくださったのが圓徳寺さん。
駅前通りにあることを昔から知りつつも、お邪魔するのは初めてで、突然の訪問を快く受け入れてくださった。建物と仏様、人とのご縁を大事に引き継がれていらっしゃるお寺さんだと感じた。

祖父母も親戚もいなくなったけれど、また直方に行きたい。


【カタオカ】
by hitonochikara | 2016-05-04 08:40 | カタオカの日々 | Comments(0)
バジルグリーン
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主役の鯵を食う鮮やかなグリーン。きれいでしょう?
大雑把な鯵の切り方は、とりあえずお許し頂いて(笑)
これ、isd中庭産バジル100%のジェノベーゼソースなんです。

先月末でお引渡後1年を迎えられた【isd】。
その一足前に、写真撮影でおじゃまさせて頂いたときのこと、
思いがけず撮影の合間にジェノベーゼソース作りが始まり、
まずは中庭でボウルいっぱいになるほどのバジルを収穫させて頂きました。

嬉しさで鼻の穴と空腹が膨らむ中、キッチンに移動。
松の実やパルメジャーノを加えてできあがり。すぐに味見させてもらいました。
塩味を控えた分、バジルの濃さが良く分かる。
お豆腐、トースト、目玉焼き、じゃがいも。合わせたいものがいっぱい!
お土産に頂いて帰った翌日、まずは何と食べる?と選んだのは鯵でした。
酢を少したらしてぱくり。美味しい。
ソースが主役と言ってもいいくらい。ぷんと生の濃い香りがする。美味しいっ!

毎日手をかけることは地道で大変です。でも、続けるととびきりの何かが待っています。
I様、ありがとうございました。また庭の虫取りパトロールに参戦させてください。


【カタオカ】
by hitonochikara | 2015-09-09 07:42 | カタオカの日々 | Comments(0)
ポール・スミザーさんから教えてもらったひみつ
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今年の1月にコミセンわじろで、ポール・スミザーさんの講演会が行われました。
NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』で紹介されていた農薬や肥料に頼らない庭づくりが気になり、もっと話を聞きたくて行ってきました。

彼の講演会はサービス精神にあふれていました。特にあのなりきりカブトムシ。
わさっと両手を広げてステージを歩きまわる様子は、まさしくカブトムシです。
それから度々、植物のことを「本人たち」と呼んでいたり。人と植物は同じ生き物として、
上でも下でもない立場で向き合っているのが伝わってきます。そんな彼の観察と手入れが欠かせない庭づくりからは、第一線で活躍される方々に共通する姿勢と覚悟が受け取れました。
やっぱり都合の良い魔法なんてないのですね。

最後に、スミザーさんのたくましい畑の作り方をひとつ。
同じ種類の野菜や苗を一列に並べて植えると、虫や鳥に食べられて全滅しやすいので、違う場所に違う種類と植えると良いのだそうです。1ヵ所にまとめないことで、虫たちもおいしいものに気が付かず、苗が生き延びることがあるみたいです。スミザーさんは、時期もずらして植えて生育状況を観察されるとか。

■GARDEN ROOMS
http://www.gardenrooms.jp/
■NHKプロフェッショナル仕事の流儀「大事なものは、足元にある ポール・スミザー」
http://www.nhk.or.jp/professional/2014/1201/


【カタオカ】
by hitonochikara | 2015-04-16 07:25 | カタオカの日々 | Comments(0)