人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
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住み継ぎの系譜

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鮮やかに塗り替えられた一面の壁、日記に書き留めようと色の名前を調べてみました。
日本の伝統色で近かったものは「瓶覗(かめのぞき)」で、「白に近いごく薄い藍色」とあります。白い布を少し浸した程度に染めただけ、あるいは甕をちょっと覗いただけという意味で付けられたそうです。


良い色に生まれ変わった壁を見て、施主様と現場監督と喜びを分かちあいました。

これとは対照的にそのまま残された壁もあります。上質な紙布(しふ)の壁は丁寧に補修され、新しい和室の一部となりました。この壁があることで見えてくる住み継ぎの系譜があります。


駆け足で進んできた【nka】も終わりが見えてきました。
あっという間でしたが、もう少しで完成です。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-01-17 13:17 | オシゴト | Comments(0)
力の合わせ方

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写真は、私達が大切にしているテーマ「人の力を上手に集める」を切に感じた上棟式で、天候と気温に配慮した日程は、計ったかのような時を得て【kwk】は建ち上がりました。

終わった頃に強くなる雨足…、施主様差入れのぜんざいをいただきながら飛び交う笑い声、いかに難しい棟上げだったかが伝わってきます。短時間勝負で集まった大人数にも関わらず、息を合わせきったイクスワークスさんの大工衆には感嘆しかありません。まさしく、人の力が上手に集まった場面を目撃したのでした。

やっと顔がゆるみはじめた監督と棟梁を見て、自分の緊張も少しずつほぐれてゆきます。
そして、軒先ごしの街の見え方や外土間の降りこみ具合など、考え方が形になっているのか確認することができました。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-01-10 01:10 | オシゴト | Comments(0)
笑顔の数と乾杯の数

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人の生き方は千差万別だから、多様な価値が受け入れられる、そういう時代であってほしい21世紀。可能ならば、笑顔と乾杯を集めて生きてゆくことをのぞみます。

この日は縁のある人たちで集まって、縁をつなげてくださった方のお祝いの席でした。

サプライズに吹かれた低音パートによるバースデーソング。
一品一本持ち寄ったお料理とお酒たち。
ご家族の味と空気が集まってはしゃいだ、気持ちの良い時間でした。


【コバヤシ】
K様、3回目のはたち、おめでとうございました。
T様、会場から演奏、しきりやらを引き受けてくださりありがとうございました。
I様、朝積みの葡萄で飲むワインという贅沢!ありがとうございました。
Y様、演奏から子守りまで、諸々のサポートをありがとうございました。
K様、さっと合わせて盛り付けた凛とした味、ありがとうございました。



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by hitonochikara | 2017-09-27 09:27 | オシゴト | Comments(0)
床塗りのご褒美

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ハダパレの学生が助っ人に来てくれたおかげで、早く終わった床塗りの後は…
そう、【isd】名物! 居酒屋コーーーージ!!

毎度のことながら、陽が沈まないうちにゆっくりと呑みはじめます。
写真は「おとなの焼肉」と銘打たれた一品。

なぜにトマトなのか?
このあとに判明するのですが、汗をかくトマトがなんとも涼しげで、ビールがすすんでしまいます。

点検で訪ねるたびに嬉しく思うことがあります。
それは、丁寧な暮らしがうかがえること、です。

大切に手入れをされている部分。
暮しの変化に合わせて変化する使い方。
そして当初のコンセプトを継続した暮らし方。

そういった生活の柄が積もった「丁寧」をうかがえることは、設計冥利につきます。

と、かたい話はこれくらいにして…

この焼いたトマトは、焼肉のつけだれの中でほぐします。
そこに焼いたお肉をつけて一緒に食べると…
「ぐぬおおおおお、なんで今までやっていなかったのか?」
とうなるヒトチカとハダパレ。

「そして「おとなの」だから数枚食べたらおわり。次の出すよ!」
という大将の衝撃発言とともに、みんなでカウンターへ移動しました。


【コバヤシ】
I様、このたびも美味しいお酒とお肴をありがとうございました。
キリン、ジョージ、大変助かりました。そして美味しかったでしょ!?


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by hitonochikara | 2017-09-20 09:20 | オシゴト | Comments(0)
新しい土地で

種をまき、苗を植え、陽と雨を求め、その実りを刈り、煮炊きをして、美味しく食べる。

近代以前から人の営みは、この繰り返しだった。
しかし私達は少しずつ楽を覚え、その手間を惜しんだ。

思考の上で近代への反省を持つことはままあれども、覚悟を決めて立ち返ることはそうそう容易ではない。とうぜん私はできていない。しかし私達には、そんな選択肢があるということをあらためて考えた。

今日は、そんなきっかけの地鎮祭。
これから、ここに家が建ち、畑が耕され、木々が育ち、新しい生活がはじまる。

ヒトチカは少しだけ、そのお手伝い。
これから、ここで寝起きをし、作物は実り、人々が集まり、新しい朝がはじまる。

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【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-09-06 09:06 | オシゴト | Comments(0)
また会える慶び

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突然。うれしい再会がありました。
【ymg】の2年点検に現れたのが現場監督さんでなく、なんと…E社長!

ええええええっ!?!?

【ymg】の工事担当だったE社長は体調を崩されて、現場を最後まで見届けることが叶いませんでした。その後の復調にも時間がかかっていたようで、もう会えないのかもしれないと思っていました。そんなわけでして、私達(ヒトチカとM様)の驚愕ぶりったらもう、開いた口がふさがらないレベル。

しかも外回りの仕事復帰第一日目が、この点検だったと聞いて二度びっくり、身に余る光栄でございます。もちろん、竣工後の【ymg】を見るのは当然初めてで、息子達の仕事をじっと…厳しい眼子で確認していました。

そして【ymg】はそのコンセプトどおり、設計当初の空っぽからは現在進行形で工事中、リビングや玄関に棚が追加されていました。そんなご主人の手仕事も嬉しそうに眺めています。

あれから2年、その間の出来事を思い出しながらゆっくりとお話ししてくださりました。
晴天の霹靂は誰にでもあること。
それでも人は生きていくために、明日を選択しなくてはなりません。

M様が「知らなかったから今日はパンを焼いてないですよ!また食べに来てくださいね。」
と言うと、嬉しそうに頷きながら、この家に似合いそうな古材があると熱弁してくれました。
E社長、またパンを食べに行きましょう。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-08-30 20:30 | オシゴト | Comments(0)
小道具で一枚

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今年のあの恐ろしい暑さの中、ハリガネカメラマンが【yne】を撮影してくださりました。

カキ氷を食べたり、プールで行水したりがちょうどいい、夏休みのような一日。
それらはみな軒下で行われるわけで、半屋外空間のありがたさがよくわかります。

そして撮影も一段落したときのことでした。
その軒下で休憩していると、針金さんが黄色いカメラを持ってきてパシャリ!

お?!インスタントカメラ?
ライカって書いてある!

粋な小道具で、みんなのスナップ写真を撮ってくださりました。
針金さん、ありがとうございます。


そしてその撮影データが、せんだってヒトチカへ届きました。
毎度のことながらどれを選ぶが迷います、【yne】らしい写真を2人で絞り込みました。
できあがりが楽しみです。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-08-23 08:23 | オシゴト | Comments(0)
5年目の節目として

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アフター点検を行う目安は1年、3年、5年、そして瑕疵担保責任の10年が一般的だったりします。ヒトチカの点検は、その後の暮らし方を研究したく、毎年点検と称してお邪魔させていただております。時にはご馳走になったりして甘えっぱなしな訳で、負担になっているのではないだろうかと危惧しておりました。

そんなこともあって最初に5年点検を迎えた【mnk】のM様と点検BBQをいただきながら、今後のことについてお話ししました。


「ふつう次って10年点検になっちゃうんですよ。でもヒトチカ的にはできたら…毎年顔を拝見したいし、暮らしの変遷も観察したいと思ってるんです。」

「へぇ~ふつうはそうなんだ。でもうちは毎年でも大丈夫だよ!っていうか、飲みにおいでよw」

「いいんですか?ほんとにいいんですか?ありがとうございます!!」


こんなことをやっていたら点検と酒盛りばかっかりで、仕事になるのか一抹の不安は残りますが、設計者としてできる限り、その後の暮らし方を応援していきたいと思います。

それにしても3兄弟が大きくなりました。最初に会ってから7年経つわけで当然ではありますが、大人の会話もできるようになってきて、ちょっと嬉しい。


【コバヤシ】
M様、本点検もご馳走様でした。ありがとうございました。
お言葉に甘えて来年も伺います!よろしくお願いいたします。



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by hitonochikara | 2017-08-16 08:16 | オシゴト | Comments(0)
想い出の一枚

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この日は【tir】の一年点検、玄関の扉を開けると、手摺棚に懐かしい写真が飾ってありました。これはT様が引渡しの日に企画したもので、自分の言葉を書いたパネルを持って撮影しました。みんないい表情、それぞれの個性が出ています。
当たり前だけど、あれから一年経ってしまいました。

この後、点検は無事に終了して、ありがたいことに点検酒盛りを馳走になったわけですが…楽しくお酒を頂きながら、ふと考えていました。
自分は死ぬまでに、あといくつ建築をつくることができて、どんな人達に出会えるのだろう。

ヒトチカは施主様に恵まれていて、全力で設計に専念できる機会を頂いております。おかげさまで毎回発見があり、設計者冥利につきる環境です。一つつくりあげるたびに、次はもっと良い建築をつくろうと気持ちが深まります。

反面、このペースでいくと、そんなに多くの建築をつくることはできるはずもなく。覚悟はしているものの、生きている間に建築の深淵を覗くことができるのか、焦りがないわけでもありません。

だからこそ考えます。
人生に残されたつくる機会は、仕事を大切にできる人達と力を合わせて建築をつくりたい。
この写真のように。


【コバヤシ】
T様、美味しい水炊きをご馳走様でした、ありがとうございました。
次の企画でもお世話になります、よろしくお願いいたします。



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by hitonochikara | 2017-07-12 19:12 | オシゴト | Comments(0)
ディテールとして -畑の観察-

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10年前、NHKの『プロフェッショナル』で古野隆雄さんの畑を視た記憶を思い出した。野菜達が雑草にまみれて元気に育っている。子供の頃から草一本もない畑が良い畑と教わってきたから、そういう畑があることに驚きつつ、理にかなっていると感じた。

その日見た畑は、あの記憶を追走するように、野の草花が咲き、虫は飛び交い、鳥が鳴いていた。そんな中、野菜達はなんというか「俺が主役だ!」と主張しているようで、変な例えだけど『七人の侍』みたいな畑(野菜が菊千代?)だった。

休耕地に茂った雑草を踏み倒して苗を植える。雑草は少しずつ枯れて土となる。その養分だけで野菜は大きくなってゆく。時には大きくならない事もある。大きくはならなくても味は濃く、それを活かした料理にすればいい。これってデザインだ、枯れた雑草に、こぼれ種の野菜にディテールが見える(この農法は川口由一さんの「自然農」というやり方らしい)。

納得できた。

しかし、一番の衝撃はこの後にやってくる。帰り道、車窓に見えるたくさんの畑、公園、整然としたそれらがどれも工業的に見えてしまう。私の中で概念が変わってしまったからだ。そして、その私は工業的なこちら側で生活しているのだった。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-07-05 07:05 | オシゴト | Comments(0)