人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
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代々の土地で

里山の風景はほとんど変わらないのに、20世紀の暮し方ですら懐かしい今日。
私達が里山で暮らすためには、現代の感覚と先祖代々の慣習をすり合わせる必要があるわけで、これがいかに困難を極めるかは、限界集落が物語っている。
それでもここで暮らすというのならば、田や畑を受け継ぐというのならば、それはきっと尊い経験があるに違いない。

だから、ここで暮らす生存戦略を楽しく一緒に考えてみよう。
設計者として、その可能性を建築にしてみよう。
私が叶わなかった、その覚悟にエールを贈らせてほしい。


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「里山の風景の真ん中で狭小の住宅をつくる」
まさか、そんなことがあるなんて…想像の斜め上だったけれど、先祖代々の土地ではままあることなでしょう。
新しい認識は新しい形を産み出してくれる。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-04-11 04:11 | オシゴト | Comments(0)
おやつのじかん

【kwk】の現場は、定例会議がだいたい午後3時からはじまります。いつも最初にするのは「進捗報告」でなくて、棟梁や電気屋さんと一緒に「おやつを食べる」こと。

この日の定例は、蒸篭に入ったおやつが運ばれてきて、中には…

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施主様お手製のスコーン!!
食材本来の味が引き立っていてうま~い!しかもヴィーガン(動物性タンパク質をつかわない)仕様となっていて、身体に優しい味。棟梁も監督も無言でもぐもぐやっていますが美味しいのでしょう、ほおばり方がちがう(笑)。

それから温かいお茶をいただいて、お腹がおちついたところで進捗報告がはじまるわけです。


【コバヤシ】
K様、毎週毎週おやつを用意してくださり、本当にありがとうございます。


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by hitonochikara | 2018-04-04 04:44 | オシゴト | Comments(0)
現場のよこで

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足場ごしに見えるのは、四角い溝と刈敷きされた野草。
【kwk】の現場のとなりでは畑の準備がはじまりました。
K様に聞いてみると「草マルチ」という地面を草で覆う方法とのこと。雑草が生えにくくかつこのまま緑肥になるそうです。

三寒四温の季節になり、梅は満開。工事は進みます。
棟梁は「暖かくなってきた」と喜びながら、外壁の鎧張りに精を出していました。
もう春ですねぇ。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-03-07 03:37 | オシゴト | Comments(0)
軒下の魅力

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軒下は天候に関係なくまったりできる居場所。
この日は【yne】の1年点検日。あいにくの空模様でしたが、わがままいって雨音を聞きながらおにぎりをほおばらさせていただきました。


半屋外の空間には用途に基づいた名称がありません。軒下だったり、土間だったり、ピロティだったり、形状を示す名前がほとんど。
これはきっと、住行動に重きを置いていないからで、そこで何をしても良い余白のような空間だからなのだろうと、雨の風景を見ながらぼぉーっと考えていました。


【コバヤシ】
Y様、大変遅くなってしまいました、美味しいお食事をありがとうございました。


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by hitonochikara | 2018-02-21 02:21 | オシゴト | Comments(0)
住み継ぎの系譜

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鮮やかに塗り替えられた一面の壁、日記に書き留めようと色の名前を調べてみました。
日本の伝統色で近かったものは「瓶覗(かめのぞき)」で、「白に近いごく薄い藍色」とあります。白い布を少し浸した程度に染めただけ、あるいは甕をちょっと覗いただけという意味で付けられたそうです。


良い色に生まれ変わった壁を見て、施主様と現場監督と喜びを分かちあいました。

これとは対照的にそのまま残された壁もあります。上質な紙布(しふ)の壁は丁寧に補修され、新しい和室の一部となりました。この壁があることで見えてくる住み継ぎの系譜があります。


駆け足で進んできた【nka】も終わりが見えてきました。
あっという間でしたが、もう少しで完成です。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-01-17 13:17 | オシゴト | Comments(0)
力の合わせ方

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写真は、私達が大切にしているテーマ「人の力を上手に集める」を切に感じた上棟式で、天候と気温に配慮した日程は、計ったかのような時を得て【kwk】は建ち上がりました。

終わった頃に強くなる雨足…、施主様差入れのぜんざいをいただきながら飛び交う笑い声、いかに難しい棟上げだったかが伝わってきます。短時間勝負で集まった大人数にも関わらず、息を合わせきったイクスワークスさんの大工衆には感嘆しかありません。まさしく、人の力が上手に集まった場面を目撃したのでした。

やっと顔がゆるみはじめた監督と棟梁を見て、自分の緊張も少しずつほぐれてゆきます。
そして、軒先ごしの街の見え方や外土間の降りこみ具合など、考え方が形になっているのか確認することができました。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2018-01-10 01:10 | オシゴト | Comments(0)
笑顔の数と乾杯の数

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人の生き方は千差万別だから、多様な価値が受け入れられる、そういう時代であってほしい21世紀。可能ならば、笑顔と乾杯を集めて生きてゆくことをのぞみます。

この日は縁のある人たちで集まって、縁をつなげてくださった方のお祝いの席でした。

サプライズに吹かれた低音パートによるバースデーソング。
一品一本持ち寄ったお料理とお酒たち。
ご家族の味と空気が集まってはしゃいだ、気持ちの良い時間でした。


【コバヤシ】
K様、3回目のはたち、おめでとうございました。
T様、会場から演奏、しきりやらを引き受けてくださりありがとうございました。
I様、朝積みの葡萄で飲むワインという贅沢!ありがとうございました。
Y様、演奏から子守りまで、諸々のサポートをありがとうございました。
K様、さっと合わせて盛り付けた凛とした味、ありがとうございました。



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by hitonochikara | 2017-09-27 09:27 | オシゴト | Comments(0)
床塗りのご褒美

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ハダパレの学生が助っ人に来てくれたおかげで、早く終わった床塗りの後は…
そう、【isd】名物! 居酒屋コーーーージ!!

毎度のことながら、陽が沈まないうちにゆっくりと呑みはじめます。
写真は「おとなの焼肉」と銘打たれた一品。

なぜにトマトなのか?
このあとに判明するのですが、汗をかくトマトがなんとも涼しげで、ビールがすすんでしまいます。

点検で訪ねるたびに嬉しく思うことがあります。
それは、丁寧な暮らしがうかがえること、です。

大切に手入れをされている部分。
暮しの変化に合わせて変化する使い方。
そして当初のコンセプトを継続した暮らし方。

そういった生活の柄が積もった「丁寧」をうかがえることは、設計冥利につきます。

と、かたい話はこれくらいにして…

この焼いたトマトは、焼肉のつけだれの中でほぐします。
そこに焼いたお肉をつけて一緒に食べると…
「ぐぬおおおおお、なんで今までやっていなかったのか?」
とうなるヒトチカとハダパレ。

「そして「おとなの」だから数枚食べたらおわり。次の出すよ!」
という大将の衝撃発言とともに、みんなでカウンターへ移動しました。


【コバヤシ】
I様、このたびも美味しいお酒とお肴をありがとうございました。
キリン、ジョージ、大変助かりました。そして美味しかったでしょ!?


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by hitonochikara | 2017-09-20 09:20 | オシゴト | Comments(0)
新しい土地で

種をまき、苗を植え、陽と雨を求め、その実りを刈り、煮炊きをして、美味しく食べる。

近代以前から人の営みは、この繰り返しだった。
しかし私達は少しずつ楽を覚え、その手間を惜しんだ。

思考の上で近代への反省を持つことはままあれども、覚悟を決めて立ち返ることはそうそう容易ではない。とうぜん私はできていない。しかし私達には、そんな選択肢があるということをあらためて考えた。

今日は、そんなきっかけの地鎮祭。
これから、ここに家が建ち、畑が耕され、木々が育ち、新しい生活がはじまる。

ヒトチカは少しだけ、そのお手伝い。
これから、ここで寝起きをし、作物は実り、人々が集まり、新しい朝がはじまる。

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【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-09-06 09:06 | オシゴト | Comments(0)
また会える慶び

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突然。うれしい再会がありました。
【ymg】の2年点検に現れたのが現場監督さんでなく、なんと…E社長!

ええええええっ!?!?

【ymg】の工事担当だったE社長は体調を崩されて、現場を最後まで見届けることが叶いませんでした。その後の復調にも時間がかかっていたようで、もう会えないのかもしれないと思っていました。そんなわけでして、私達(ヒトチカとM様)の驚愕ぶりったらもう、開いた口がふさがらないレベル。

しかも外回りの仕事復帰第一日目が、この点検だったと聞いて二度びっくり、身に余る光栄でございます。もちろん、竣工後の【ymg】を見るのは当然初めてで、息子達の仕事をじっと…厳しい眼子で確認していました。

そして【ymg】はそのコンセプトどおり、設計当初の空っぽからは現在進行形で工事中、リビングや玄関に棚が追加されていました。そんなご主人の手仕事も嬉しそうに眺めています。

あれから2年、その間の出来事を思い出しながらゆっくりとお話ししてくださりました。
晴天の霹靂は誰にでもあること。
それでも人は生きていくために、明日を選択しなくてはなりません。

M様が「知らなかったから今日はパンを焼いてないですよ!また食べに来てくださいね。」
と言うと、嬉しそうに頷きながら、この家に似合いそうな古材があると熱弁してくれました。
E社長、またパンを食べに行きましょう。


【コバヤシ】


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by hitonochikara | 2017-08-30 20:30 | オシゴト | Comments(0)