人気ブログランキング |

人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
<   2014年 03月 ( 8 )   > この月の画像一覧
右手に甕雫 左手に原広司
気がつけば桜は満開で、春の中に居ました。

毎年やってくるはずの出来事なのに、どらえもんのねずみくらい別れが苦手な私には、
春は呑んでないとやってられない季節だったりします。

涙腺が崩壊すると取り返しがつかなくなるから。
本当は旅立ちを祝いたい気持ちでいっぱいだから。
一緒に学べた時間はかけがえがなく、
それを武器に新しい場所で挑戦して欲しいから。

顔は見ずに、一人一人力いっぱい握手しました。
どうか試練を乗り越えて、成長した君に出会えますように。

いただいたお酒と酒器は、仕事の祝杯で気持ちよく飲み干させてください。
いただいた重たい本は、設計が袋小路の時に勇気をもらいます。集落は私の糧です。

チーム「マジョ」の皆さま、ご卒業おめでとうございます。
右手に甕雫 左手に原広司_a0180552_23431381.jpg


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-03-28 03:28 | ハダシ・デ・パレード | Comments(0)
さよならカプチーノ
その日は審査機関の完了検査へ立ち会うために、佐賀へ向かっていた。
車の調子が悪くて修理に出したりしていたのだが、どうもよくない。
直した部品と劣化したままの部品が軋轢をおこしていたようだ。

鳥栖を過ぎたあたりから、苦しそうな音がする。
励ましながら走る。
なんとか大和インターへ到着。それに安心したように、カプは最初の信号で動かなくなった。

大分で出会って、ずっと一緒に走ってきた。
大分の自然は偉大で、屋根をはずして海や山を巡った。
建築がわからなくなって、国東や竹田の集落を周った。

"ちいさいものってかっこいい"

それに気づかせてくれたのもカプだった。
さよならカプチーノ_a0180552_0573879.jpg

後日、福岡の工場に戻ってきたから、会いに行った。
荷物を引き取るためと、さよならを言うために。
バッテリーは生きてるから、室内灯は普通につくあたりが不思議で、シートに座っていると、また一緒に走れそうな気がしてくる。

みかねた工場長が「最後にもう一度磨いておくから」と声をかけてくれて、ありがたくて深く頭をさげた。

カプ、今までありがとう。
君が居たから、僕は車で走る楽しさを知れたんだ。


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-03-25 03:25 | コバヤシの日々 | Comments(0)
福岡デザインレビュー2014
福岡デザインレビュー」という建築学生のイベントがあります。卒業設計の作品を中心に全国から有志が集り、クリティークの建築家へ向かってプレゼンを行い、議論しあいます。
(今年でなんと19回目を迎えたそうです。運営を継続してきた実行委員会と、支え続けている日本建築家協会の皆さまのおかげです。ありがとうございます。)

会場には予選を突破した95もの力作が並んでいます。作品の横には設計した学生が立っており、みんないい顔をしています。
一通り周ってみた感想は、しっかりと調査を重ねたものが多かったことです。
時間をかけてデザインされたものは、奥行があって説得力のある建築となります。
こういうイベントでは、どうしてもアイデア出たとこ勝負になりがちなのですが、今年のデザインレビューは違いました。
クリティークの目は地道な努力を見抜き、ファイナルの8作品を選んでいました。
どの案も膨大な調査や研究、設計の痕が伝わってきます。

そのファイナルの中に、はだぱれの学生も1名、勝ち上がっていました。
最後の3選には入れず、本人は悔しさでいっぱいのようでしたが、私は素晴らしい結果だと思っています。
彼女は2年生の時から、誰よりも製図室へ泊まっていました(暮らしていた?)。
建築と向き合い、自身と向き合ってきたのを知っているから、こうやって学外から評価を貰えたことを自信にかえて欲しいです。
福岡デザインレビュー2014_a0180552_2374232.jpg

そして2次審査へ残れなかった他の学生達は、さらに悔しさにまみれていました。
今はまだ呆然としているかもしれませんが、この結果を受止めて春からの新しい環境で、努力し続けて欲しいです。

日々の小さな努力は、小さすぎて変わっていないように感じるかもしれません。
けれどもその小さな努力を10年、20年とつづけていくと厚みは増し、他の追随をゆるさない高みへ上がっていきます。

ここからがスタートです。


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-03-21 03:21 | ハダシ・デ・パレード | Comments(0)
ふくおからしさ
d design travel』という、地元に根付いたデザインを収集している本があります。
今年は福岡編が発売されるそうで、「福岡らしさ」について考えるワークショップに参加してきました。
会場は満員です。なんだか友達になりたい個性的な人がいっぱいいます。

ふくおからしさ_a0180552_0414373.jpg

まずは発行人であるナガオカケンメイさんより、経緯と概要についてレクチャーがはじまりました。

1.その土地らしいこと。
2.その土地の大切なメッセージを伝えていること。
3.その土地の人がやっていること。
4.価格が手頃であること。
5.デザインの工夫があること。

この5つの条件をクリアできるものを取材して、デザインの魅力をデザインしてアピール。
そんな旅の本をつくる。
民俗的な工芸の視点が現在につながっていて、私の心がぐいっとつかまれます。

そしていよいよワークショップです。
「東京から遊びに来た友達を連れて、福岡県を一泊二日で旅をするならどこへ行こう?」

この観点を基にして、6つのグループに別れてブレストが行われました。
テーマはそれぞれ「観光」「食事」「休憩」「土産」「宿」「人々」となっており、これは本の構成とリンクしています。私は観光グループです。みんなイスから降りて、膝を詰め合わせて意見を出し合いました。変な人がいっぱい居て楽しい♪

最後の各グループの発表では、洗練されたものというよりは、地元に愛されているものが目立っていました。これに対してケンメイさんが「これがデザインの正体なんだ」とつぶやいていたのが印象的でした。

編集の皆さま、多忙なスケジュールが容易に想像されますが、ぜひ福岡の旅を満喫しながらつくってください。楽しい時間をありがとうございました。


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-03-18 03:18 | コバヤシの日々 | Comments(0)
チームラボを巡る
いつもより2時間早く現場にやってきた、理由は1つ。
『チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る展』に行ってみようだった。

チームラボとは、猪子寿之さんが率いるウルトラテクノロジストの集団で、着眼から手法、出力まで新機軸なチームです(なんか日本語が変…)。そんな人達が国内最大の展覧会を、お隣の佐賀県でやっています。

ということでこの日は佐賀県立美術館へ。
ここでは、彼らが得意とする「超主観空間」で構成されたデジタルアートを3つ体感できます。

【超主観空間】※チームラボのサイトより抜粋
しばしば日本画については,日本には西洋の遠近法(パースペクティブ)がなかったので、平面的に描いていたのではないか、といわれます。しかし、当時の人々は日本画のように世界が見えていたから、そのとおりに描いたのではないだろうか?と僕らは、考えています。そして、現代人がパースペクティブな絵や写真を見て空間だと感じるように、むかしの日本の人々は、日本画を見て空間だと感じていたのではないか?つまり、日本美術の平面は、西洋のパースペクティブとは違う論理が発達した空間認識だったのではないだろうか?と、考えています。そして、この日本の空間認識を、僕らは、『超主観空間』と名付けています。

チームラボを巡る_a0180552_102782.jpg

平日の昼間です。
独り占めです。
贅沢です。

動画サイトでは伝わってこなかった細密かつ大胆な包括力に圧倒されます。
ひとつひとつたっぷりと体感してきました。

会場はあと3つあります(それから武雄図書館にもあるはず)。
想像以上でした。会期内に全部行きたいけれど…行けるかな…。

■チームラボと佐賀 巡る!巡り巡って巡る展
期間:2014年2月28日(金)~3月22日(土)
時間:佐賀県立美術館:9:30~18:00
佐賀県立九州陶磁文化館:9:00~17:00
佐賀県立名護屋城博物館 :9:00~17:00
佐賀県立宇宙科学館:平日(火~金):9:15~17:15、土、日、祝 9:15~18:00休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
会場:佐賀県立美術館:佐賀県佐賀市城内1丁目15-23
佐賀県立九州陶磁文化館:佐賀県西松浦郡有田町戸杓乙3100-1
佐賀県立名護屋城博物館:佐賀県唐津市鎮西町名護屋1931-3
佐賀県立宇宙科学館:佐賀県武雄市武雄町永島16351
料金:一般¥500(各館券)、¥1200(全館共通券)、高校生以下及び障害者の方は無料
URL:http://www.team-lab.com/new/news/Saga_Merry-go-round.html


【コバヤシ】
高校生以下は無料ですし、佐賀県美は撮影も可能でした。超オススメです。
by hitonochikara | 2014-03-14 03:14 | コバヤシの日々 | Comments(0)
白(marcello)と黒(krank)
ある日。打合と打合の間に2時間のスキマができた。
天気はいい。
宙を仰いで、ふと行きたかった場所のことを想いだした。

そこは薬院にある。都市に忍ぶようにある。
そこには古い服と古い家具があって、男が二人いる。
白(marcello)と黒(krank)_a0180552_011989.jpg

滑車のからくり扉をあけると、黒い空間から家具がこっちを見ていた。
滑車のからくり灯をたどりあがると、白い空間に服がふらふら漂っていた。

心に深い闇をもつ人は、
同時に眩い光もやどっている。

その振れ幅を形にしたような場所でした。
また会いに行きます。


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-03-11 03:11 | コバヤシの日々 | Comments(0)
真剣に実験
ひんやりとした空気の中、黒くてごつい機械が並んでいます。
これらはふだんならコンクリートの破壊実験をするための装置です。
はたして版築は、このいかつい奴にどれだけ頑張れるのか…。
期待と緊張で寒さを忘れます。

ところで。
版築部は小心者の集まりで、最悪のこと(最弱の結果)を想像してしまいます。
せっかく機械を貸してくださるのに、それだけは避けたいところです。
そこで…
ちゃっかりセメント入りの版築も作成しておきました。
本当は土だけで何とかしたいのですが、退路は必要です。
「セメント入りの版築」と「セメント無しの版築」の2種類で挑戦です。

まずはテストピースを半分に折る「曲げ試験」。
つぎに折れたピースを使って押しつぶす「圧縮試験」を行います。

機械に設置された版築…。実験開始です。
大石さんが「がんばれー!」と叫んでいます。版築愛です。
丹念に固めた版築たちでしたが、つぎつぎと機械に崩されていきます。

真剣に実験_a0180552_0473058.jpg

結果の方は…
セメント入りは意外と頑張ってくれたのですが、セメント無しの数値はひどいものでした。
がっかりしている私達に、先生方が他の材料や工法をアドバイスしてくれました。

さぁ、ここからがスタートです。

事務所に戻って、さっそく改善点を話し合いました。
養生期間の確保、化学変化を確実に起こす方法の検討、材料の追加や割合の変更等々。まだまだ工夫の余地があります。先生が解説してくれた化学式に近づけるよう、もっと固くて手触りの良い版築をつくりましょう。

先生、変なOBの我侭につきあってくださり、ありがごうとざいました。
またテストピースを持っていきます。
今度はもっと強い版築を持ってきます。よろしくお願いします。

なんとかして、土を味方にしたい。


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-03-07 03:07 | ハチニンリキ | Comments(0)
カーテンを探してキフルへ
店内を、3歩あるけば欲しいものにぶつかる。
そんなインテリアショップがあります。

福岡市西区にあるKifuL(キフル)というお店です。
最初、リネンのカーテンを調べたくて訪ねたのですが、ギャッベやキリム、マニアックなブラシにいちいち反応してしまい、気づけば大きなバックを買っていました…。

布に関してはもちろんのこと、1つ1つのものに対して詳しく取材しておられて、その知識と愛情に唸らせられます。やっぱり、いいものはいい。
ヨリミチするにはちょっと遠いけれど、西へ行ったらつい足を伸ばしてしまいそうです。

カーテンを探してキフルへ_a0180552_2348275.jpg

ちなみに今週は『春のギャッベ展』を開催していました(また行ってた!!)。
草木染の鮮やかな絨毯に出会えます。

■春のギャッベ展
期間:2014年3月1日~3月9日(3月5日は定休日)
時間:11:00~19:00
会場:KifuL 福岡市西区横浜1-23-7 (駐車場あり)
電話:092-834-6118
URL:http://kiful.exblog.jp/21485156/


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-03-04 03:04 | コバヤシの日々 | Comments(0)