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キッチンのワークトップを木製にするかどうか。
基本設計の頃、悩んだ記憶があります。 水を使い火を使う場所です。 メンテナンスや耐久性を考えると、ステンレスや他の材料の方が合理性があります。 しかしながら、仲のよい家族が食事や調理以外の時にも「自然とそこに居座ってしまうような…」、そんなキッチンを目指していた【mnk】は木製で造りましょうと話し合いました。 そして暮らし始めて2年の月日が経ち、この日は1回目の再塗装です。 丁寧に使っているからでしょう、ワークトップにはすでに味が出てきています。いつもみんながどこに座っているのかも一目でわかります。 五月の風がそよぐ中、塗装屋さんとヒトチカと奥様の4人で、磨いては塗って乾かし、磨いては塗って乾かし、磨いては塗って乾かしました。 あの時の悩みは杞憂のようです。世話のかかる木だから、手の掛け方があり、そこから愛着が積み重なっていくように感じます。 ![]() あと少ししたら、子供達が帰ってくる時間です。 奥様気合の張り紙が、にらみをきかします(笑)。 今夜はキッチンの休養日です。 【コバヤシ】 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-30 05:30
| オシゴト
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by hitonochikara
| 2014-05-27 05:27
| ローカルディテール
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家づくりには大きく10回の節目があります。
建てようとする決心 相談先の決定 1stプレゼンテーション 設計契約 1st見積 工事契約 地鎮祭 上棟式 施主完了検査 引渡し 家づくりはいつだって盛り上がったり、落胆したり、平坦でない道のりです。 もちろん引渡し後にも、点検や酒盛りとかもありますし、この他に住宅ローンの本審査や、建築確認申請等を節目とすることもできます。ただ上記のこれらは、施主様にとって「てごたえ」が伝わってくる節目ではないでしょうか。 そして、この中において地鎮祭は、「いよいよ」工事がはじまる感慨深い瞬間です。 プロトハウス事務局さんより紹介していただいてから約1年、house imr -ヒバルコテージ- の地鎮祭が執り行われました。5月の中旬と言えども、日差しは強く地面が眩しいくらいです。これから竣工の日まで、安全に誠実に工事が捗りますよう、二礼二拍手一礼。氏神様にお祈りしいたしました。 ![]() 終了後、施主様との会話から「いよいよなんだ」と感じているのが伝わってきました。 私達もいよいよ設計監理がはじまります。 気を引き締めてまいります。 【コバヤシ】 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-23 17:23
| オシゴト
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今年の護国神社蚤の市は、五月晴れの市日和となりました。
おかげさまでクラシノブースも、たくさんのお客様でにぎわいました。 ついでにヒトチカ古瓶屋へも、ビンマニアの方々が来てくださりました。 世の中に、こんなにも古瓶好きがいたとは…! 興味深いことに、そのこだわりは様々です。 気泡系、うねうね系、光の屈折系、歪み系、和ガラス系、ラベル系、くすり瓶一筋系、ガラスの色系、蓋系、刻印系…等々。瓶素人のコバヤシに、自分のポイントについて熱心に解説してくれました。 びんすごい!! 瓶を通して、面白い人達とつながれるなんて。 そして、市を行き交う人を眺めながら、旅の記憶を思い出しました。 ある国でのできごと。 知り合った友との別れ際、彼女は印度タオルを私にくれた。 そしてまっすぐな目で話した。 「これは私のお気に入りのタオルなの。だから7枚も持ってる。 で、決めたの。自分の大切な友達にあげようって。 つまりね、私にはこれから7人の素晴らしい出会いがあるっていうこと。」 16本の瓶の先に、16人の出会いと人生がありました。 ![]() 【コバヤシ】 お買い上げくださりました皆さま、本当にありがとうございました。 どうぞ瓶を可愛がってやってください。 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-20 05:20
| オシゴト
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みがきにみがいた愛しい24本を、護国神社の蚤の市で販売いたします。
FORZAさんがプロデュースする「クラシノ」というチームがあります。 「あなたらしい暮らし探し」をキーワードに、建築、デザイン、アート、ものづくりや表現を楽しむ、または楽しみたいと思うすべての人が、日常の延長として立ち寄れるような、そんなボーダーレスな場所、状況づくりを目指しています。 -クラシノ公式サイトより抜粋- ヒトチカは、クラシノが主催する『クラシノノミノイチvol.3』に参加することになりました。 福岡市美術館側鳥居の手前にある、黄色いコーンが目印のお店です。 アクセサリーや子供服、ポストカードにまぎれて、ちょこんとしております。 本来なら古民家の解体時に、処分されてしまったであろう瓶達。 倉庫片隅で、さわるだけで手が真っ黒になっていた瓶達。 彼らを丹精こめてピカピカにしました。 現代っ子の瓶達にはないアナログな存在感です。 ![]() 興味のある方は、ぜひ護国神社蚤の市でお待ちしております。 ■第19回 護国神社蚤の市 期間:2014年5月17日~5月18日 時間:9:00~15:00(雨天決行) 会場:福岡市中央区六本松1-1-1 福岡県護国神社参道 URL:http://g-nominoichi.petit.cc/banana/ ■クラシノノミノイチ Vol.3 URL:http://kurashino.org/archives/event/kurashino-nominoichi_vol3 【コバヤシ】 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-16 05:16
| オシゴト
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旅の嗅覚がはたらいてしまい、用事も終わったので道草してみる。
心細い坂道を登っていく。曲がり角のたびに民家があり、ひっそりした感がある。 登りついたところには小さな教会。 清掃の行き届いた丁寧な使われ方。 正面のタブノキにつるされた実用的な鐘。 信仰が生活の一部である地域特有の、分相応の美しさがしみてくる。 入り口のアーチより振り返ると、そのタブノキの向こうに角力灘と島々が広がる。 伊王島や高島、端島(軍艦島)が見える。 ![]() そこはただただ静かで。 とりとめのない思考を続けながら、ぼんやりと座っていた。 ■善長谷教会|長崎ギフト南蛮館サイト http://nanbankan.blog72.fc2.com/blog-entry-315.html 19世紀初頭、「カクレ」であった六家族が旅芸人を装い、この地までたどり着いたという。 明治維新以降は、カソリックへ改宗の呼びかけに応じた者達が残り、今に至るらしい。 【コバヤシ】 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-13 05:13
| コバヤシの日々
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新緑の5月、今年もデザイニング展の季節がやってきました。2014年のテーマは「DESIGNING?」。
2005年に「デザインが街を変える」でスタートしてから、いよいよ10回目となるそうです。素晴らしい継続力です、おめでとうございます。 そんなデザイニングに、ヒトチカは間接的に参加しております。 プロトハウス事務局さんの『住まい+クリエイティブ』にて、パネルで参加です。 住まいに「クリエイティブ」をプラスするということ。その行為がなにを意味するのか、どんな物語を誕生させるのか。数多くの住まいを、建築家と共につくりつづけてきた私たちは、それを考え、表現することができればと考えました。イベント期間中は、さまざまであろうその答えたちを、パネルなどで展示いたします。それは建築家や住まい手の空想の中に入り込んで、住まいの新たな可能性を追体験することに他なりません。そこに、一つでも一瞬でも、不思議な世界が現出すれば本望です。創造への入り口で、お待ちしております。 -公式サイト DESIGNIG?より抜粋- 以前から私の中に「説得力のある美しさとは?」という問いがあります。 集落を旅して考えると、それは私達設計サイドになく、住まい手が使いこなしていく過程で表れるように感じます。つまり、竣工後の住みこなしの工夫こそが「+クリエイティブ」だと、捉えることができます。 これについての文章と、これからはじまる計画についてのパネルを設営してきました。 興味のある方は、ぜひお越しください。 ついでにそんな事例について、考えていきたいと思います。 ![]() ■DESIGNING? / 住まい+クリエイティブ [プロトハウス事務局] 期間:2014年5月9日~5月12日 時間:11:00~18:00 会場:福岡市中央区今泉1-08-25季離宮2F 電話:092-741-5613 URL :http://www.protohouse.net/ 【コバヤシ】 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-09 22:30
| オシゴト
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帰社後、古い瓶達を洗って磨きました。
ラベルが残っているものは慎重に、汚れが酷いものは丹念に、一本々々丁寧に。 夕日を背に並べてみると、磨き上げられた瓶達は見事に光っていました。 閉じ込められた気泡も、今となっては手作りの名残で愛しいばかりです。 ![]() 古い瓶が24本、昔の輝きを取り戻しました。 野花を生けたり、いろいろ楽しめそうです。 【コバヤシ】 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-06 05:06
| オシゴト
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突然の連絡は4年ぶりの再会となりました。
一人目は、東京から帰省して、今は大分で稼業を継いで頑張っているとの事。目つきがしっかりしていました。これまでの経験を活かして、新しい方向性へも挑戦しているなんて、変わっていないようで嬉しいです。 そうしているうちに、もう一人やってきました。 彼は二徹明けらしく変なテンション(笑)。仕事をがんばっているようです。 ![]() 世代の異なる二人が、同じタイミングで来るなんて。 何かの兆しなんでしょうか? そして、初めて顔をあわせたのに、もう仲良くなっています。 学生の頃から、どっちも建築バカでした。 新緑の下、春の風、芝生に座って時間の許す限り語り合いました。 【コバヤシ】 ▲
by hitonochikara
| 2014-05-02 05:02
| ハダシ・デ・パレード
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