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人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
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直方を歩く
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直方は、父方の祖父母が苗物屋をして、長く暮らしていた街だ。
先日、思いがけず10数年ぶりに訪れた。
高校生の頃まで度々家族で帰省し、もっと小さい3、4歳の一時期に預けられていたこともある。
商店街を歩くと頭のすみっこの方に残っていた直方を思い出し始め、シャッターの降りた店の多さに、懐かしさと切ないような気持ちがこみ上げてきた。

「すずらんは、あっちの商店街にあるよ。」
記憶をたどってきょろきょろしていると、マツダさんという男性に声をかけられた。
10数年ぶりの直方だと伝え、今の直方の様子を聞くと、ここに行ってみたら?あそこはどう?と、聞き覚えのある場所をいくつか教えてくれた。

動物を見に行った多賀神社。楽しみだった玩具店。そして聞き覚えのある商店街の名前。
古町、須崎町、殿町、明治町と、よく行っていたように思う。
この日、マツダさんが最後に案内してくださったのが圓徳寺さん。
駅前通りにあることを昔から知りつつも、お邪魔するのは初めてで、突然の訪問を快く受け入れてくださった。建物と仏様、人とのご縁を大事に引き継がれていらっしゃるお寺さんだと感じた。

祖父母も親戚もいなくなったけれど、また直方に行きたい。


【カタオカ】
by hitonochikara | 2016-05-04 08:40 | カタオカの日々 | Comments(0)
節目の器
そして先日のこと、その後輩の朗報をお祝いしようと、仲間内で野乃窯さんへ伺いました。焼き物を愛する彼女にふさわしい、生涯を供にできる夫婦茶碗を選んでもらうべく当人も一緒に。
いつもお祝いを贈ってばかりの彼女でしたが、この日は自分のためにゆっくり時間をかけて選んでいます。吟味している時の横顔がいつもより明るくて、嬉しい気持ちで眺めていました。

人生の苦楽は当然ですが、嬉しい瞬間を分かちあえる、辛い気持ちをこぼせる人がいれば、この世界はいくぶん過ごしやすくなります。いつまでもそんな二人で居られますように。
おめでとうの気持ちを込めて節目の器を贈ります。

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【コバヤシ】
by hitonochikara | 2015-05-21 23:21 | コバヤシの日々 | Comments(0)
野乃窯ファン
さかのぼること9年前、大学時代の後輩に連れて来られた野乃窯さん。その器は土の記憶の塊で、どうすれば作り手の恣意を外して真っ直ぐに焼けるのか、息を呑んだ記憶があります。あの時はヒトチカ起業のお祝いにと彼女達から、小さな平物の器を頂きました。それは今でも来客用として大切に使わせてもらっており、私の宝物です。

なんだか一目ぼれに近い出会いで、石原祥充さんと石原野枝さんへ会いたくて、時間を見つけては通っています。

今年も窯開きの季節がやって来ました。
つくりながら生きつづける人が近くに居る事は素晴らしい。

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■野乃窯 春の窯開き「休日のうつわ」
日時:2015年5月16日(土)~5月24日(日) 10:00~18:00
住所:福岡県宮若市山口1089
TEL:0949-52-2052


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2015-05-14 05:14 | コバヤシの日々 | Comments(0)
SABURO 試し切り
洋食器製造の歴史を持つトーヨーキッチンスタイルさん。その頃から練成されたステンレス溶接が、システムキッチンの製作へと発展したそうです。80年経った昨年、東洋食器製作所時代の包丁SABURO(サブロー)を復刻されました。

そんな名作を福岡ショールームの移転イベントで体験できると聞いて薬院へ。会場には復刻版Originの他に、3種類の新作Elementも発見。オリジンが軽い持手で有機的なフォルムに対して、エレメントは直線的でそれぞれの用途に特化したデザインです。

試し切りをしてみて一番の感想は、精確にイメージどおりに刃が運べることです。トマトの柔らかさもキャベツのふわふわも崩れることなく刻めます。更に言われて気づいたのですが、みずみずしく美しい切断面が表れていました。
調理が楽しくなる、工夫したくなる包丁です。

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■トーヨーキッチンスタイル福岡ショールーム
住所:福岡市中央区薬院4丁目15-26
TEL:092-534-1040
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日(祝日の場合は木曜日)


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2015-03-10 03:10 | コバヤシの日々 | Comments(0)
それは芸術のように
唐津へ向かう途中のこと。
遠く春を感じる山道で見つけた、大きな倉庫のような建物。
車が数台とめてあったが、大丸太の梁と錆びた半鐘には、賑わいの面影が残っていた。
さぞ人が集まっていたのだろうと見とれていると、通りすがりのおじさんが教えてくれた。

「昔はここで狂言とかをしてたんだよ。」

許可をもらって中を覗くと、暗い小屋組みの下にずらっと高札のようなものが並んでいた。
一番新しいものは読み取れて「筑紫美主子一行」「高砂座」とある。
………佐賀にわか!

今は役目を終えた舞台の前に、薄い布が垂れており、細い光が存在を凜とさせていた。
まるで記憶を封じるために包んでいるようで、しらばらく私はたたずんでいた。
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【コバヤシ】
by hitonochikara | 2015-01-27 13:27 | コバヤシの日々 | Comments(0)
新しい遺産
福岡市は、歴史的価値の高い建築に恵まれた都市です。
福岡銀行本店、ネクサス香椎レム棟コールハース棟、ホテルイルパラッツォ、博多小学校等々、かつてこれらの名建築にも新築だった頃がありました。
そしてその場所に建ちあがるまでにあったであろう、数多の困難を想わずにはいられません。見事に結実した形は、時を越えてその価値を高め、日本においてかけがえの無い存在になりました。
それはFAF(福岡建築ファウンデーション)の活動が盛況なことからも判るように、全国から海外から人を呼ぶ力を持っています。

2014年秋。福岡市に新しく完成したその建築も、まぎれもなく名作として歴史に残ることでしょう。

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キッチンハウス 福岡店
住所:福岡県福岡市博多区東平尾 2-16-8
TEL:092-627-3600
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-11-11 11:11 | コバヤシの日々 | Comments(0)
仮本殿
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宗像大神様は現在仮住まい。
本殿と拝殿の屋根は新しいさわら板に葺替えられるそうです。
鎮まり戴いているご様子が、近く感じて背筋がのびます。

今年の12月までらしく、今ならちょっと格別な、お参りができます。


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-06-06 06:06 | コバヤシの日々 | Comments(0)
五感をたよりに
旅の嗅覚がはたらいてしまい、用事も終わったので道草してみる。

心細い坂道を登っていく。曲がり角のたびに民家があり、ひっそりした感がある。
登りついたところには小さな教会。
清掃の行き届いた丁寧な使われ方。
正面のタブノキにつるされた実用的な鐘。
信仰が生活の一部である地域特有の、分相応の美しさがしみてくる。

入り口のアーチより振り返ると、そのタブノキの向こうに角力灘と島々が広がる。
伊王島や高島、端島(軍艦島)が見える。
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そこはただただ静かで。
とりとめのない思考を続けながら、ぼんやりと座っていた。


■善長谷教会|長崎ギフト南蛮館サイト
http://nanbankan.blog72.fc2.com/blog-entry-315.html
19世紀初頭、「カクレ」であった六家族が旅芸人を装い、この地までたどり着いたという。
明治維新以降は、カソリックへ改宗の呼びかけに応じた者達が残り、今に至るらしい。


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-05-13 05:13 | コバヤシの日々 | Comments(0)
はじめまして レーモンド先生
階段をあがりついた先に、二本の煙突がまっすぐ伸びる。
屋根の反射を受けて、切妻の空間が朱く浮かび上がる。
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アントニン・レーモンドが設計した門司ゴルフ倶楽部「クラブハウス」は、竣工から50年を越えて現役の「愛されている」建築です。
彼の母国であるチェコの民家で使われている小屋組。そしてそれを支える基壇のようなコンクリートの構造体に、伝統と近代の技術が結びついた迫力があります。

ここは便利な建築だから長く使われるわけではありません。愛着のわくかけがえのない建築だから、多少の不便も受止めることができているのでしょう。暖炉の火にあたっていると、倶楽部の方々が大切にしてきた時間と想いを感じ取ることができます。
今回は建築士会の行事だったので、特別にコース手前にある「スターティングハウス」も見学させていただきました。ちっちゃな小屋ですが、身体にしっくりくる愛しさがありました。

また来たい場所が増えました。

■門司ゴルフ倶楽部
http://www.mojigolf.co.jp/clubhouse/index.php


【コバヤシ】
by hitonochikara | 2014-01-22 01:22 | コバヤシの日々 | Comments(0)
なれの果て
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用途を失った建築は、ゆっくりと解体される。

それが負の塊であったとしても、ひとしく時は刻まれる。

樹々は、そこから空へ向かってのびていく。


【コバヤシ】


■魚雷発射試験場跡 | 長崎県川棚町観光サイト
http://www.kawatana.jp/kankou/2010/12/post-27.html
by hitonochikara | 2012-09-03 08:45 | コバヤシの日々 | Comments(0)