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人の力設計室の活動日記です。
by hitonochikara
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大牟田の顔
西通りの大央ホールで『大牟田市庁舎本館写真展』が催されておりまして、仕事の合間にちょろっと覗いてきました。保存か解体か議論される建築の運命を左右すると書いたら過言かもしれませんが、そんな意義を感じる写真展です。

1936年に完成したこの建築物は、大戦の空襲にも生き残り、今なお現役で使われています。
昭和初期らしい帝冠様式の面構え、今となっては施工が難しいテラゾー(人造石研出し仕上)の内装、木彫の美しさを、いつもお世話になっている針金さんがレンズで切り取っています。
そして工事中の写真や空襲後の大牟田などの記録写真もあって、詳しく知る事ができました。


大牟田の顔_a0180552_11541491.jpg

その時代の断片としての建築は、二度とつくる事ができない。


【コバヤシ】


by hitonochikara | 2019-10-02 10:02 | コバヤシの日々 | Comments(0)
満員御礼Ⅱ

満員御礼Ⅱ_a0180552_03342622.jpg
トークイベント『建築家はすごい旅をする』は、おかげさまで沢山の方々にご来場いただきました。この場を借りて心から御礼申し上げます。

18年前の記憶を遡るために、5冊の日記を読み返すところから始めたのですが、加えて4冊のスケッチブックと20冊のアルバム…情報量をなめてました。結局デジタル化できたのはごくわずか、日記の読込みもパキスタンまでしかたどり着けませんでした(苦笑)。
それでもなんとか要点をしぼって、イベントでは集落Best10を紹介しました。お客さまからも好評な反応をいただけて、ほっと一息です。

それにしても、旅の事ばっかり考えて話していたら…また旅に出たくなっちゃいました。


【コバヤシ】
最後になりましたが沖田様、森様、青木様、大石様、吉田様、またとないチャンスをありがとうございました。あの旅は私の原点だと再認識することができました。次回は大石さんの旅編をぜひやりましょう!


by hitonochikara | 2019-04-24 04:24 | オシゴト | Comments(0)
トークイベント「建築家はすごい旅をする」のお知らせ

トークイベント「建築家はすごい旅をする」のお知らせ_a0180552_03400808.jpg
六本松蔦屋書店にて、Forzaと蔦屋のコラボイベントです。なかなか見栄を切ったタイトルですが、コバヤシがユーラシア横断の旅についてお話しいたします。

それは18年も前!?今は入国が厳しい国の集落や、観光化されていない辺境の集落を訪れ、昔ながらの住居を実測した旅の記録です。

イベントでは蔦屋書店旅のコンシェルジュ・森卓也さんが旅の視点で、建築家・大石和彦さんが建築の視点で、補足や質問をいただきなら進めてまいります。
森さんは日本一旅する書店員を自負する旅の人で、最近はコンシェルジェの制服で旅をしているとのこと。
大石さんは大先輩の建築家で、ヨーロッパの古典から近代建築に精通した旅を重ねており、そんなお二人の前で話すのはちょいと緊張しますが、旅の魅力、集落の魅力をお伝えできればと思います。

最近は時間をつくって当時の写真や日記、スケッチブックを整理しているのですが、やはりあの旅は私の原点だと感じます。こういう機会をいただけましたことを、心から感謝申し上げます。

■「建築家はすごい旅をする」
日時:2019年04月20日(土) 14:00~15:00
場所:六本松蔦屋書店2Fアートスペース
会費:無料
定員:30名
主催:Forza株式会社


【コバヤシ】


by hitonochikara | 2019-04-03 04:03 | オシラセ | Comments(0)
ハレノ舞台 二〇一九

ハレノ舞台 二〇一九_a0180552_16021156.jpg
九州産業大学の卒業設計講評会に、クリティークの一人として参加します。

今年の4年生チーム調査兵団はテーマを掘下げる力があって、教えていてとても楽しかったのですが、いかんせん最終成果物が遅くて遅くて…。はたしてどうなるでしょうか?

矢作先生が用意してくれた舞台で、正々堂々と自身の考えを表明してください。
舞台の袖から見守っております。


■九州産業大学卒業設計講評会
日時:2019年2月5日(火) 14:00~18:30
場所:九州産業大学建築都市工学部プレゼンテーションルーム(8号館3階)

※1.講評会同日11:00より同会場で、伊藤暁さんのレクチャーも催されます。
   九産大建築レクチャーシリーズvol.34
  『具体的な建築』 伊藤暁


【コバヤシ】


by hitonochikara | 2019-01-30 13:30 | ハダシ・デ・パレード | Comments(0)
建築家・宮脇檀のドローイング展 巡回展 「宮脇檀 手が考える」

建築家・宮脇檀のドローイング展 巡回展 「宮脇檀 手が考える」_a0180552_06093518.jpg
心待ちにしていた宮脇檀のドローイング展が福岡にやって来ました。
画家だった父親の影響を受けて幼少の頃から素描してきた宮脇は、考えるよりも先に手が動いていたそうで、時系列に並べられたそれらはある時はふわっと、ある時は削るように、図集ではわからなかった迫力があります。

そして最後に、病床の宮脇が事務所スタッフと筆談したトレーシングペーパーが数枚…
これは必見です。
もう一周するつもりが、一気にエネルギーを吸い取られました。


■宮脇檀 手が考える
日時:2018年11月17日(土)~12月2日(日)10:00~17:00
場所:九州産業大学美術館
料金:無料
※記念講演会を11月29日に開催予定


【コバヤシ】


by hitonochikara | 2018-11-21 11:21 | オシラセ | Comments(0)
愛しきかな我が家

愛しきかな我が家_a0180552_13402106.jpg
まるで自分達のことのように聴こえてしまう歌が流れてきました。
プロトハウス事務局の桑原さんが書いた詩に、ソライロ花音のともこさんが曲をつけ、まみさんが歌っており、お披露目ライブがチェアハウスの大宰府モデルハウスで催されました。

「愛しきかな我が家」

現在はYoutubeで公開されています。歌と共に流れる数多の住宅写真の中には【imr】【tir】の暮らしぶりもちょこちょこと入っていてなんか嬉しい。
この歌のように、ヒトチカの住宅は気分次第でどこでも居場所になるので、勝手にイメージソングだなぁと聴いていました。

ソライロ花音さんは広島在住で今回の豪雨で被災されており、紆余曲折あっての収録とライブだったそうです。ライブは小刻みな緊張が聞えるようなはじまりで、音に中にこれまでの人生がうっすら浮かんでいました。


音楽家はそれでも歌い奏でる。
辛い事象は全て糧となるから、こんなにも繊細に奏でられ、声が出る今がある。

ソライロ花音さん、これからも歌いつづけてください。
どんなことがあろうとも。


【コバヤシ】
福岡の地から応援しております。


by hitonochikara | 2018-11-07 11:08 | コバヤシの日々 | Comments(0)
詩人の絵

詩人の絵_a0180552_04192550.jpg
あれはいつだったろうか。TVで聞いた言葉が胸に刺さってしまい、今日に至るまで突き刺さったままでいる。

「絵を描くことは生きることに値すると云ふ人は多いが、生きることは絵を描くことに価するか。」

それは画家、長谷川利行の言葉で、多分に漏れず前者だった私は後者の存在を知ってしまい、人生が少しずつ狂っていったのかもしれない。利行は私にとってずっと、画家と言うよりは詩人として頭の中に住んでいたわけだが、久留米市美術館に巡回してきた『長谷川利行展』へ訪れることでようやく画人の彼に出会うことができた。

やはり…それは印刷物で見ていた印象とは全く違うものであった。驚くことに、1巡目よりも2巡目、2巡目よりも3巡目と周回するごとに絵の印象が変わってゆく。生き急いだ彼が触れたであろう世界は光るように変化した。なかでも企画進行中に発見された《白い背景の人物》は圧巻で、幻視に吸込まれるはじめての体験だった。

利行の即興と漂泊の人生を「街がアトリエ」だったなどと、私は前向きに受け止めない。しかしあの生き様でなければ、あの線は、色は、こうも鮮やかで陽炎のように私の前に立ちはだからなかったであろう。


長谷川利行展
日時:2018年9月11日(火)~11月4日(日) 10:00~17:00
場所:久留米市美術館
料金:一般1000円 シニア700円 学生500円 小学生以下無料
※11月3日(土)の文化の日は入館無料


【コバヤシ】


by hitonochikara | 2018-10-24 10:24 | コバヤシの日々 | Comments(0)
デンマークの灯り展

デンマークの灯り展_a0180552_00581261.jpg
秋の日は釣瓶落とし、すっかり冷え込むようになりました。
先日は九州産業大学美術館で行われている「デンマークの灯り展」へ行ってきました。
人気の高いPHシリーズを皮切りに、ペンダントライト、フロアスタンド、デスクスタンドの名作が会場照明として展示されています。

中でも興味深かったのはポール・ヘニングセンのランプで、それらは人の目に優しく、グレア(眩しさ)を生じさせないよう研究を重ねており、住宅以外にもチボリ公園の外灯やテニスコート、野菜を育てる温室、さらに医療の現場でも使われていたそうです。
繊細な形状から漏れる優しい灯りは、使う人と場所が変わっても快適さと精度を落とすことはなく、彼の哲学と生きる姿勢が表れているようでした。

日が暮れる頃、こんな灯りに照らされる街って素敵です。

まだ観てないよという方は、10月21日(日)までやっていますので、大学の中の小さな美術館へ是非お越しください。


【カタオカ】

■デンマークの灯り展
日時:10月21日(日)まで 10:00~17:00(入館は16:30まで)
場所:九州産業大学美術館
料金:一般200円 大学生100円 高校生以下及び65歳以上は無料
詳細については、九州産業大学HP をご覧ください。

by hitonochikara | 2018-10-17 08:10 | カタオカの日々 | Comments(0)
日本の建築力を集めて

日本の建築力を集めて_a0180552_01545799.jpg

先月、森美術館15周年記念展『建築の日本展』を見に行ってきました。
建築家や文化人がどのように日本建築を見つめ、作ってきたのか。写真、模型、書籍、図面、家具を通して、日本の建築を紐解く企画。

チャプターごとに壁へ掲げられた先人達の言葉は強く、会場はまるで1冊の「建築大辞典」のようで、読み進めるように歩を進めました。

大きな文字を読むことで強く意識したり、先見の明を今さら知ってため息が出たり。
時代を超えて愛される名立たる建築たち。注がれた時間と熱量は計り知れず、現状に留まらず挑戦し続けた姿勢や頭脳が形態として出てきているようにも思えました。

夏休みの楽しみにとお考えの皆様。写真撮影可能なスポットは何カ所かありますが、是非鉛筆とメモ用紙を持ってお出かけください。三角スケールを持って行くと100円割引もあるみたいですよ。

■六本木ヒルズ・森美術館15周年記念展『建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの』
日時:4月25日(水)~9月17日(月)まで 会期中無休 ※時間はWEBをご確認ください。
場所:東京都六本木ヒルズ森タワー53階


【カタオカ】


by hitonochikara | 2018-07-04 17:44 | カタオカの日々 | Comments(0)
伝える力

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平日の夕方ということもあってギャラリーは多くはありませんでしたが、囲むようにして議論し合う距離の近い卒業設計講評会でした。

ハダパレの学生はサーベイ(敷地とその周辺の調査)に時間をかけているため応答はできるものの、熱量のコントロールが不器用で想いが空回りしてばかりな印象…これはプレゼンスキルを鍛えなおさなくてはなりません。


とここまで書いて思いだしたのですが、写真の彼だけはクリティークの面々へ想いが届いていました。大きな声で島の未来について語る背中に、島で悶々としていた10代の彼が見えるよう。学科内では島民視点の強い構想だったせいか、理解されにくかったと聞いていました。しかし今日はがっつりと届いていました。

私は「若者は拙い預言者」だと思っています。論理がいびつであったとしても、彼らが幻想した未来はそんなにずれていません。むしろ大人の固定観念方の方が未来へ届いていない。この活動をしているといつもそう感じるのです。

3月まであと1ヵ月あります。もう少し彼らとパレードしないとです。



【コバヤシ】


by hitonochikara | 2018-01-31 23:31 | ハダシ・デ・パレード | Comments(0)